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~最高に素敵なオブジェを求めて 1~




キッカケは私が勉強のために参加した打ち合わせでの出来事でした。

当時の「Kハウス」は、打ち合わせも中盤に差し掛かり、細かい詰めのすり合わせの真っただ中。
それでも、細かいデティールを含め、こだわりは隅々にまで及んでいたので課題は山済み。

すでにケントのプロジェクトメンバーとお客様とは良い関係で順調に進んでいました。

そして、私がたまたま入った数回目の打ち合わせで、その話はふと飛び出したのです。

初対面からたった2、3回でも、オーナー様とは軽い冗談を交わせるほど、距離が縮み、
話題の中心は階段下のスペースの見せ場の部分になり。。。

オーナー様は当初、その場所にグリーンを置くのはどうかという発想から
「竹」という素材を検討していました。

その「竹」という素材をどう演出するか・・・ という会話から、たまたま横に居合わせ、
一風変わったK・Yなスタッフの私に白羽の矢が立ったという経緯。

「じゃあ、そこは君に任せるから・・・」 という一言から始まった 新人の私にしては
肩の荷が重すぎる宿題に、当時の私は気づくどころか、なんだか面白そう・・・と
脳天気にも、好奇心と期待のみの感情に包まれてしまったのです。

翌日から、私の“竹取物語” ならぬ “竹調べ物語”が始まりました。。。

このやっかいなイネ科の植物「竹」は時に1日で1mも伸びるほどの成長を遂げます。

竹のディスプレイを生かした演出で有名なのが、「東京ミッドタウン」

tmidtown2.jpg

全長150m、地下1階から3階まで4層吹き抜けの空間に、ガラス張りの天井から自然光が差し込んみ、
ダイナミックな空間を演出しています。


tmidtown3.jpg


しかし、他にも竹には様々な魅力があって、「成長する竹」以外にもディスプレイとして
使う「切った竹」もあります。

オシャレな和食のお店や、高級旅館などで見かける竹を演出したものに目を見張る
こともしばしば・・・

竹を連想するとき、どうしても和風のイメージを想像しがちですが、ブランド業界では
あのGUCCIが1947年 代表作のひとつとされる「バンブーバック」を発表しています。

そもそもバックの素材に竹を使用したのは、第二次世界大戦中に経済制裁を
受けたイタリアの皮の輸入に頼っていたGUCCIが、少しでも、皮の使用度を減らすために
考えた苦肉の策だったという裏話があるようですが、ハンドルに竹を使用するという
発想の斬新さもあって、バンブーは大ヒットしました。

さて、では家具の世界での「竹」はどうでしょうか?

ル・コルビュジエの弟子のシャルロット・ペリアンは、竹だけのソファーを作ろうと何度も挑戦してみたものの、結局満足のできる作品には至らなかったという話も・・・

シャルロット・ペリアンと言えば、LCシリーズの裏の立役者。

          s-IMG_2704.jpg

コルビュジエは彼女の考え方に劇的に影響を受け、彼女がいなければ今日の家具は
ありえなかったかと言えるほど多大な影響力を及ぼした人物。

シャルロット・ペリアンは、のちに柳 宗理をアシスタントに起用し、日本のデザイン界に
残した功績も大きいのです。

そんな、プロが持ってしても、一筋縄ではいかない手間のかかる「竹」という素材・・・

そんな最初の構想をいったん白紙に戻すところから、私のさらなるオブジェの旅が始まりました・・・


~続く~







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  1. 2008/11/11(火) 22:46:20|
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