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最近の法改正に思うこと

昨年のマンション構造偽装問題に端を発した、今年6月20日施行建築基準法改正で、3階建住宅の構造計算基準が大幅に改正されました。最近の法改正で特に不思議なことは、平成15年7月1日シックハウス対策に係る規制の時もそうでしたが、施行一ヶ月前になってやっと施行内容が発表され、いきなり7月1日以降に実施されました。
この時は、7月1日施行とは発表されていましたが、内容が一切発表されず、業界が混乱したの覚えています。内容が決まらず、今回は延長されるのだろうとの大方の予想に反して、予定通り7月1日施工となりました。この時驚いたことは、施行と同時に、法改正に伴う大手メーカーの新基準シックハウス対応品として建材や換気扇等の新しい分厚いカタログが発表されたことです。
何だ、これだけの新商品とカタログが出来ているのであれば、とっくに改正内容が確定し、一部のメーカーに当然知らされていた事実。
今回も耐震偽装という改正の建前は分かりますが、また改正内容が事前に発表されず、平成19年6月20日直前になって発表、そして同時に改正法施行となりました。今回は建築確認申請受付機関でさえもこれから相当混乱が続きそうです。
特に今回は木造在来工法にとっては、構造計算のマニュアルも計算方法も示されず、元々鉄筋コンクリート造や、鉄骨構造の構造計算よりは、木造の複雑な構造上数倍も難しいと言われ、一般の設計事務所や構造計算事務所では対応すら難しいのが現状です。
たまたま、当社でも改正後の3階建住宅が有り、改正基準法に沿って構造計算をやり直したのですが、RC部はともかく、木造部での強度計算を満たすためには、異常なまでの特殊な金物(現在では市販されていない)だらけの構造となりました。
s-R0010722.jpg


改正法の強度を満たすために必要とはいえ、ボルトを太くしたり、柱が穴だらけとなり、木造本来の良さや耐久性を考えた時、非常にバランスが悪く、本当にこれで良いのだろうかと疑問が残る今回の法改正です。
しかし、準備期間も金物メーカー等の開発期間も無く、いきなりのスタートで、これ以上の方法が無く時間が無さ過ぎます。
今回構造計算書だけで、A4コピー厚さで25mm位となり、申請して期限の3週間近くなって何度催促しても無しのつぶて。ぎりぎりの3週間目でやっと無修正で確認が降り、無事着工することはできましたが、こんなに分厚い計算書をチェックされた方も大変だった事と、お察し申し上げます。
s-R0010723.jpg

ちなみに、自動車の排ガス規制マスキー法のときには1972年に排ガス規制目標値を定め、4年間の準備期間を経て1976年に法施工することを発表、実施されましたが、それまでに各自動車メーカーの開発が間に合いました。
同じとは言えなくとも一部の業者・メーカーにしか内容を知らされず、いきなり実施する最近の法改正で、一番得をする人は誰か?疑問に感じるのは私だけでは無いはずです。    FUJIMOTO
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  1. 2007/09/03(月) 08:50:25|
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